22cmと束縛彼氏!


宙に浮いてる、というか、抱きかかえられている。


お姫様抱っことかじゃない。


お父さんが子供を抱き上げるような、荷物を運ぶような。





太ももの裏に祐介の左腕が廻っており、私の胸の下に祐介の肩がある。



「祐介・・・?」


「だから何だよ」


「何で私抱っこされてるの・・・?」


「休むならベッドで休め。貧血にプラス風邪とかしゃれになんねぇーだろ」


「・・・ありがと」



ぽすん、と音がして腰が柔らかい物の上に落ちた。




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