最初で最後の恋
目が覚めると夜の3時だった。

ベッドのわきにある小さなライトをつけた。

すると隣から
『寝れないの?』という声が聞こえた。

『あぁ。ちょっとな。』
―まさか“みか”のことを考えてたなんて言えねぇよ。
『碧さぁ。深華に惚れたでしょ?』

『はぁ!?惚れてねぇし。』
―やべ。声うらがえった。

『はは。焦りすぎだし!バレバレだよ。』
『なんで分かったんだよ。』

『うーんとねぇ…』
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