このままもっと
キーンコーンカーンコーン



気付けばもう5時になっていた。


時間が経つのは早いな~と思った。




私は「ありがとうございました。本当に助かりました。あのままだったらどうなってたか分からないので…。」と笑顔で言った。



雅くんは、飲み物を買いに行く時と同じ笑顔で「いえ、妃奈さんが元気になってくれただけで僕は嬉しいです。」と言った。



私はその夕日に照らされている雅くんがすごく愛おしく見えた。


はじめて話したのに。



いつも見てるだけだったのに。



こんなに話が合う人ってあんまり会えないと思う。



私は思わずこう言っていた。
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