このままもっと

私は休憩をもらって近くのカフェに雅くんとお茶をしに行った。雅くんはコーヒーを飲みながら、さっき買った本をさっそく読んでる。

私がその姿に見惚れていると、雅くんが気づいたのか

「なーに、見てんだよ?恥ずかしいじゃん。」と言って私にでこぴんを食らわせた。


私は「いったーい。何すんのよ。もう…。かっこいいから見てたの。」と赤くなって答えた。



そしたら「可愛いじゃん。真っ赤だぞ?」と言って、私の手に自分の手を重ねてきた。



すごく大きな手であったかかった。



私は思わずその手を握り返していた。そして目を見つめて「大好きだよ。」って言った。雅くんは「僕もだよ。」って言って微笑んだ。



二人の間には幸せな時間が流れていた。思いが通じるって幸せなことなんだって思った。