先パイとあたし
昼休みも終わる頃、柊哉先輩からメールが届いた。
[今すぐ屋上集合!]
何だろう?突然。
あたしは急いで屋上へ向かった。
「柊哉先輩!いきなりどうしたんですか?」
「陽太のこと、なんだけどさ...。」
あぁ、そのことだったんだ...。
「...そのことなら、話すことは何もありません。」
「やっぱり許せない?」
「...はい。」
「そっか...。まぁ、そうだよな。」
柊哉先輩は納得したように言った。