先パイとあたし
「いらっしゃい~。ってなんだ、陽太か。」
「なんだよ!その言い方!」
「あんたいいとこ来た!
今、忙しいからチョット手伝って!」
「はぁ?マジかよ?水咲、悪い。
チョット座って待ってて。」
「あっ、はい。わかりました。」
そう言うと、先パイはすぐに手伝い始めた。
あたしはどうしていいかわからず、空いていた席に座って待っていた。
20分くらいするとお店が落ち着いた。
「水咲、お待たせ。悪いな。」
「あっいえ。大丈夫です。」
「はい。これ、サービス!」
「おっ!姉貴、サンキュー!
あ、そうだ!この子、俺の後輩。」
「あっ、えっと、水咲姫佳です。」
「陽太の姉の璃桜(Rio)です。
よろしくね、姫佳チャン。」
「あっ、はい。」