先パイとあたし

昼休み。

あたしは、先パイにメールをした。

[先パイ、ごめんなさい!
転校生に学校案内しなくちゃいけなくて!
今日は、お昼一緒に食べれません...。
ごめんなさい...。]

[そっか、わかった。
じゃぁ、また帰りな。]

[はい!]

返信し終えてから、晴くんのところに戻った。

「晴くん、行こっか。」

「あぁ。」

そのまま、あたしは晴くんに学校を案内した。

「晴くん、またこっちに戻ってきたんだね。」

「親、離婚して母親について来たからな。」

「そっか。」

離婚しちゃったんだ...。

「あの親父、他に女作ったんだよ。
しかも、その女には俺より1つ下の娘がいる。
だから、母親についてこっちに戻ってきた。」

「そうなんだ...。」

そうだったんだ...。




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