先パイとあたし
よく見ると、陽太先パイとあの女だった。
次の瞬間。
2人はキスをした。
えっ..?
どういうこと...?
どうして、2人はキスしてるの...?
先パイ、あの女にオトされちゃったの...?
浮気...?
2股...?
大事な用って、あの人のこと...?
どうして...?
なんで...?
今のあたしには、疑問しか出てこなかった。
見たくないのに、その場から動くことが出来なくて。
足が言う事を聞いてくれなくて。
「姫佳?」
晴くんの声なんて、耳に入らなかった。