先パイとあたし
あの時、先パイを信じることが出来たなら。
もう少し話を聞くことが出来たなら。
こんな風に、すれ違うことはなかったのかな。
今も先パイの隣にいられたのかな。
もうあの頃には戻れない。
いつだって、心の中から先パイが消えることはなくて。
好きな気持ちは変わらなくて。
忘れられなくて。
先パイ。やっぱり大好きです。
そう伝えられたら...。
あの日から、あたしから笑顔は消えた。
それでも、みんなに心配かけないよう学校は毎日来てる。
完全な作り笑いで、無理に笑ってる。
そうやって、無理に自分を保ち続けた...。