先パイとあたし
時々、どうしても辛いときがある。
姫佳が恋しくて恋しくて、たまらないことが。
だから俺は、たまに柊哉から姫佳のことを聞くんだ。
柊哉は、自分からは何も話さない。
俺が”話して欲しい”というまで。
姫佳。
ごめんな。
辛い思いばっかさせて。
こんな俺と、付き合ってくれてありがとう。
今でも俺は、お前が好きだよ。
だから、幸せになれ。
俺の分まで、幸せになれよ。
じゃぁな...。
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