先パイとあたし

あたしには、わからなかった...。

「姫佳、帰ろう?」

「えっ、あ、うん。」

あたしは毎日、晴くんと一緒に帰ってる。

”公認のカップル”みたいになっていた。

まぁ実際、そんなことはないんだけど。

あたしと先パイの距離は、出会う前よりも遠くなっていた...。

もう戻ることなんか出来ない...。

先パイ...。

どうして、荒れてるんですか?

あの人と幸せなんじゃないんですか?


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