先パイとあたし
それからの俺は、姫佳にちょっかいをかけまくった。
って、俺は中学生かよ---。
でも、姫佳はまったく相手には、してくれなかった。
よっぽど、彼氏のことが好きなんだな。
俺も、そんな風に想われてたんだな...。
でも、俺はそれを裏切った。
付き合っていた当時。
姫佳の親は、事故で亡くなった。
そんなの、誰だって辛いに決まってる。
親が亡くなったんだ。
それなのに俺は、それを”重い”と突き放した。