先パイとあたし

「別に。何もしてませんけど。
ただ、一緒に帰るだけですが。」

俺は、わざと挑発的なことばかり言った。

そして、言い争いをしていた。

次第に、殴りあいに。

俺は、あの女とのキスのことを言った。

あいつは、顔色を変えた。

そして、何度も姫佳に弁解した。

でも、もう姫佳の心はボロボロで。

余計に、傷つくだけで。

そして、姫佳は言った。

俺を元カレだと紹介してから---

「先パイ。___別れましょう。」






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