先パイとあたし


次の日の昼休み。


あたしは柚葉と教室でお昼を食べようとしていた。


すると突然、教室がやけにうるさくなった。


みんなの視線の先を見てみると、教室のドアのところに陽太先パイがいた。


「あ!見つけた!水咲チョット!」


先パイは手を振ってあたしを呼んだ。


え、あたし?なんで?


「えっ、あたしですか?」


あたしは言われたとおり先パイのところに行った。


「あの、先パイどうかしたんですか?」


「一緒に昼食おうぜ!」


「えっ?!」


「あの子も一緒でいいからさ。4人で食おうぜ!」


陽太先パイは柚葉を指さしながら言う。


「えっ、あっ、チョット待っててください。」


あたしはすぐに柚葉のところに戻って話した。






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