先パイとあたし
そして、昼休み。
いつもどおり、柚葉と先パイたちのところにいった。
「水咲、ここ座れよ。」
「あっ、はい...。」
どんなに普通にしようとしていても、やっぱり普通にしていられるわけがなく...
ほんのささいなことにも、体が反応してしまった。
それでも必死で平然を装っていた。
「あのな...2人とも気まずいのはわかるけど、そんな風にされてると俺らまで気まずくなる
じゃん。」
「本当ですよね!」
「あぁ、悪い。気にすんな!」
「きっ、気にしないで!」
とはいうものの...
やっぱり気にしていた。