先パイとあたし


「えっ!本当に!?
食べるに決まってんじゃん!
早く行くよ!」


柚葉の返事はあまりにも即答だった。


「ちょ、ちょっとー!」


あたしの言葉なんて聞くはずのない柚葉は、自分のお弁当とあたしのお弁当を持って、先パイのところへと歩いていく。


もうっ!!!!柚葉!!!!


今の柚葉はいつになく乗り気だった。


「じゃぁ、行くか。」


結局、陽太先パイたちとお昼を食べることになってしまった。


何で...


ありえないし...


男苦手だって言ってるじゃん...。






< 6 / 280 >

この作品をシェア

pagetop