先パイとあたし
「えっ!本当に!?
食べるに決まってんじゃん!
早く行くよ!」
柚葉の返事はあまりにも即答だった。
「ちょ、ちょっとー!」
あたしの言葉なんて聞くはずのない柚葉は、自分のお弁当とあたしのお弁当を持って、先パイのところへと歩いていく。
もうっ!!!!柚葉!!!!
今の柚葉はいつになく乗り気だった。
「じゃぁ、行くか。」
結局、陽太先パイたちとお昼を食べることになってしまった。
何で...
ありえないし...
男苦手だって言ってるじゃん...。