先パイとあたし

「姫佳!」

「先パイ...!」

少しして、陽太先パイは本当に異玖挫高に来た。

どうして、来ちゃったんですか...?

あたしのことなんか放っておいていいのに。

来たら、先パイが傷つくだけなのに。

あたしは、嬉しい気持ちと悲しい気持ちと複雑だった。

「あら、ちゃんと来たのね。
そんなにこの女が大事?」

「あぁ。だから早く姫佳を放せ。」

その時、後ろにいた男があたしの頬に触れた。

「それにしても可愛いよなー。」

「いやぁっ!」

あたしは気持ち悪さを感じた。

「汚ねぇ手で姫佳に触んじゃねぇ!」

「ってぇなー。」




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