先パイとあたし

「柚葉!帰ろ!」

「えっ?陽太先輩は?」

「まぁまぁ!行こっ!」

あたしは強引に柚葉を連れ出した。

「はい!お待たせしました。」

「じゃぁ、帰ろっか!」

あたしは先パイたちについていった。

「ねぇ姫佳!どうゆうこと?」

「柊哉先輩が”夏井と帰ろうと思って”って!」

「嘘っ?!」

「本当!良かったね!」

柚葉は、本当に嬉しそうな顔をしていた。

「姫佳!お前歩くの遅いぞ!」

「違いますよ!先パイが早いんですよー!」

そう言いながら、あたしは先パイの横へ行く。

もう先パイの2歩後ろは歩かない。

だって、先パイの隣を歩くから。







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