Boom Boom
「っし、終わったよ!!」
やっと山積みだった資料整理を終え、隣にいるはずの心菜を見る。
「あれ、居ない。」
辺りを見回して見ても心菜の姿はなく、オフィスは沈黙を守っていた。
「心菜ー?」
あたしは心菜を探す為に椅子から立った。
すると、タイミングがいいのか悪いのか。
─ブーッ、ブーッ、ブーッ
と、マナーモードにしている携帯からメール受信の音が響いた。
その内容は。
──────────
TO.呉羽
──────────
待ちくたびれ
たから先帰る
わー。
今日も一日お
疲れさん。
─END─
──────────
たった2文の労いの言葉。
「なによ、ちょっとくらい待ってくれたっていいじゃない。」
心菜が帰ったなら、もう少し仕事やって帰ろうかな・・・
全く、デザイン関係の仕事になんかつくんじゃなかった。
納期が早すぎると雑になって怒られる。
納期が遅めで凝ったデザインにしたら却下される。
そしてやっと完成して持っていったらもう他で使われちゃってる。
そのパターンだ。
あたしはいつも。
やっと山積みだった資料整理を終え、隣にいるはずの心菜を見る。
「あれ、居ない。」
辺りを見回して見ても心菜の姿はなく、オフィスは沈黙を守っていた。
「心菜ー?」
あたしは心菜を探す為に椅子から立った。
すると、タイミングがいいのか悪いのか。
─ブーッ、ブーッ、ブーッ
と、マナーモードにしている携帯からメール受信の音が響いた。
その内容は。
──────────
TO.呉羽
──────────
待ちくたびれ
たから先帰る
わー。
今日も一日お
疲れさん。
─END─
──────────
たった2文の労いの言葉。
「なによ、ちょっとくらい待ってくれたっていいじゃない。」
心菜が帰ったなら、もう少し仕事やって帰ろうかな・・・
全く、デザイン関係の仕事になんかつくんじゃなかった。
納期が早すぎると雑になって怒られる。
納期が遅めで凝ったデザインにしたら却下される。
そしてやっと完成して持っていったらもう他で使われちゃってる。
そのパターンだ。
あたしはいつも。