キミのとなり。
電車に乗ると、若い女の子達がジンに気付いて何やらチラチラこっちを見ている。
手を繋いでちゃまずい気がして思わず繋いだ手を離した。
すると仁は、またすぐ私の手をとって自分の方へ引き寄せる。
仁……。
その横顔が凛々しくて私の小さな胸はキュンってなるよ。
電車を降りると既に初詣客でいっぱいだった。
はぐれないように私をエスコートしてくれる優しい仁。
神社に着くとまず、おさい銭を入れて並んで手を合わせた。
横目でチラッと仁を見るとすごく真剣な面持ちで手を合わせている。
何をお願いしてるのかな?
それから二人でおみくじを引いた。
「あ~凶だぁ…仁は?」
「大吉。」
「…うっ。」
天と地程の差だな。
そうしている間も、周りの若い子達が騒いでいる。
そしてそのうち三人組の女の子達が仁に声をかけてきた。
「あの~マイクロシティのジンさんですよね?」
「……はい。」
照れ臭そうにそう答える仁。
「キャー大ファンなんです~握手してください!」
仁は女の子達が差し出した手を一つ一つ丁寧に握り返した。
仁に手を握られて、女の子達は益々興奮し出した。
私の存在なんて無視するかのように……。
神社を出ても何度か同じ事があった。
ただ道を歩いているだけでも気付けば女の子達が近寄ってくる。
仕方ない……。
私の彼氏は有名人なんだ、こんなことぐらいで文句は言えない。
そう自分に言い聞かせるので精一杯だった。
手を繋いでちゃまずい気がして思わず繋いだ手を離した。
すると仁は、またすぐ私の手をとって自分の方へ引き寄せる。
仁……。
その横顔が凛々しくて私の小さな胸はキュンってなるよ。
電車を降りると既に初詣客でいっぱいだった。
はぐれないように私をエスコートしてくれる優しい仁。
神社に着くとまず、おさい銭を入れて並んで手を合わせた。
横目でチラッと仁を見るとすごく真剣な面持ちで手を合わせている。
何をお願いしてるのかな?
それから二人でおみくじを引いた。
「あ~凶だぁ…仁は?」
「大吉。」
「…うっ。」
天と地程の差だな。
そうしている間も、周りの若い子達が騒いでいる。
そしてそのうち三人組の女の子達が仁に声をかけてきた。
「あの~マイクロシティのジンさんですよね?」
「……はい。」
照れ臭そうにそう答える仁。
「キャー大ファンなんです~握手してください!」
仁は女の子達が差し出した手を一つ一つ丁寧に握り返した。
仁に手を握られて、女の子達は益々興奮し出した。
私の存在なんて無視するかのように……。
神社を出ても何度か同じ事があった。
ただ道を歩いているだけでも気付けば女の子達が近寄ってくる。
仕方ない……。
私の彼氏は有名人なんだ、こんなことぐらいで文句は言えない。
そう自分に言い聞かせるので精一杯だった。