キミのとなり。
私には、付き合って1年になる“神田弘人”という恋人がいる。
部署は違うけど、いわゆる“社内恋愛”ってやつだ。
私は仕事の合間に弘人の部署を訪ねてみた。
弘人は『商品開発部』に所属している。
「あのー…」
ドアの外から中を覗き込むと弘人がいた。
だけど…
また女子社員と仲よさ気に話している。
いつもの事だけど。
私はどうしてこんなに嫉妬深いのかな……
考え込んでいると、弘人がこっちに気付いて近づいてきた。
「おう!千秋。」
「……。」
むくれた私を見て訳がわからない弘人は首を傾げる。
「えっ…何?」
「随分楽しそうだね。」
嫌味っぽく私がそう言うと弘人は一瞬『またか…』という顔を見せた。
「今さぁ~新しい商品について皆で意見出し合ってたんだ!この前千秋が言ってた案、話したらそれいい!!って皆乗り気でさ~」
必死に私のご機嫌をとろうとする。
そんな彼が可愛くてまた好きになる。
仕事が終わったら食事に行く約束をして私の機嫌は直った。
単純……。
部署は違うけど、いわゆる“社内恋愛”ってやつだ。
私は仕事の合間に弘人の部署を訪ねてみた。
弘人は『商品開発部』に所属している。
「あのー…」
ドアの外から中を覗き込むと弘人がいた。
だけど…
また女子社員と仲よさ気に話している。
いつもの事だけど。
私はどうしてこんなに嫉妬深いのかな……
考え込んでいると、弘人がこっちに気付いて近づいてきた。
「おう!千秋。」
「……。」
むくれた私を見て訳がわからない弘人は首を傾げる。
「えっ…何?」
「随分楽しそうだね。」
嫌味っぽく私がそう言うと弘人は一瞬『またか…』という顔を見せた。
「今さぁ~新しい商品について皆で意見出し合ってたんだ!この前千秋が言ってた案、話したらそれいい!!って皆乗り気でさ~」
必死に私のご機嫌をとろうとする。
そんな彼が可愛くてまた好きになる。
仕事が終わったら食事に行く約束をして私の機嫌は直った。
単純……。