キミのとなり。
弘人からの告白
昨日の疲れがとれないまま朝を迎えた。
「おはよ~。」
「せんぱぁい!おはようございまぁす。」
若菜ちゃんのいつもの笑顔が飛び込んできた。
デスクにつくとパソコンの上に置き手紙があった。
ん?なんだろ……。
紙を広げて中を見てみる。
『話しがある、昼休みに屋上へ来てほしい。』
え……?
それは弘人からの手紙だった。
何、今更……
「どうしたんですかぁ?」
「いやっ、別に!」
慌てて手紙を隠した。
不思議そうに去っていく若菜ちゃん。
話しなんてないよ!
私は手紙を丸めてごみ箱へ投げ捨てた。
すると若菜ちゃんが小声で私に話しかけてきた。
「そういえば先輩!あの水原紗枝、寿退社したらしいですよ!」
「えぇ!?だっ誰と!?」
まさか弘人!?
「同じ部署の森本とかいう社員とですって。」
なんだ……弘人じゃないんだ。
ってか、みんな結婚していくんだな。
「あんなんでも落ち着くんですかね~結婚すれば。」
「若菜ちゃんはまだ予定ないよね?ねっ!?」
「やだぁ先輩!まだ付き合い出したばっかりですよ~ヒデちゃんとは!」
ケンチャンの次はヒデちゃんか。
「先輩はどうなんですか?」
「どっどうって?」
「ジンですよ~あれから連絡ないんですか?」
また蒸し返すような事を。
「…っていうか思ったんですけど~ジンも勝手ですよね~。」
「え?」
「だって~先輩より夢の方が大事って言われたんでしょ!?」
そこまでハッキリは言われてない……。
「散々先輩の事振り回しておいてひどいですよ!」
どうやら若菜ちゃんはケンチャンへの苛立ちを私に置き換えて話しているようだ。
「……先輩!もうあんな奴さっさと忘れて、新しい恋しましょうよ~いい男紹介しますよ!?」
「……いい。」
さっさと忘れたのはどこの誰だよ。
「もぉ~連れないなぁ。」
私は苦笑いを浮かべて仕事に取り掛かった。
「おはよ~。」
「せんぱぁい!おはようございまぁす。」
若菜ちゃんのいつもの笑顔が飛び込んできた。
デスクにつくとパソコンの上に置き手紙があった。
ん?なんだろ……。
紙を広げて中を見てみる。
『話しがある、昼休みに屋上へ来てほしい。』
え……?
それは弘人からの手紙だった。
何、今更……
「どうしたんですかぁ?」
「いやっ、別に!」
慌てて手紙を隠した。
不思議そうに去っていく若菜ちゃん。
話しなんてないよ!
私は手紙を丸めてごみ箱へ投げ捨てた。
すると若菜ちゃんが小声で私に話しかけてきた。
「そういえば先輩!あの水原紗枝、寿退社したらしいですよ!」
「えぇ!?だっ誰と!?」
まさか弘人!?
「同じ部署の森本とかいう社員とですって。」
なんだ……弘人じゃないんだ。
ってか、みんな結婚していくんだな。
「あんなんでも落ち着くんですかね~結婚すれば。」
「若菜ちゃんはまだ予定ないよね?ねっ!?」
「やだぁ先輩!まだ付き合い出したばっかりですよ~ヒデちゃんとは!」
ケンチャンの次はヒデちゃんか。
「先輩はどうなんですか?」
「どっどうって?」
「ジンですよ~あれから連絡ないんですか?」
また蒸し返すような事を。
「…っていうか思ったんですけど~ジンも勝手ですよね~。」
「え?」
「だって~先輩より夢の方が大事って言われたんでしょ!?」
そこまでハッキリは言われてない……。
「散々先輩の事振り回しておいてひどいですよ!」
どうやら若菜ちゃんはケンチャンへの苛立ちを私に置き換えて話しているようだ。
「……先輩!もうあんな奴さっさと忘れて、新しい恋しましょうよ~いい男紹介しますよ!?」
「……いい。」
さっさと忘れたのはどこの誰だよ。
「もぉ~連れないなぁ。」
私は苦笑いを浮かべて仕事に取り掛かった。