キミのとなり。
仁だ。
私の頬を知らぬ間に涙が伝う。
後ろの方の席で向こうからは、きっと見えていないだろうけど私には見えるよ 。
成長した仁の姿が……。
眩しいくらい輝いていて、本当に夢を手に入れて最前線で頑張ってる――
そんな風に見えた。
会いたくて会いたくてたまらなかった人がそこにいる。
仁……
“私に気付いて…”
そんな事を心で叫んでいた。
演奏が終わると、仁は会場に一礼してマイクを手にとり話し出した。
『ただいま!』
“キャー!”
“おかえり~!”
仁の言葉に会場からは歓喜の声が沸き起こる。
『えー……っ、ふふっやっぱ地元は落ち着くねー。』
“キャー!”
仁が何か話す度に会場は盛り上がる。
とても穏やかな表情の仁。
なんだか少し口調が変わった。
『今日はみんなに報告と、あとお礼が言いたくて来ました。』
仁は海外進出の話しをした。
『突然決まったんでみんなもビックリしただろうけど……海外でもっと腕を上げてまた違った俺達をみんなに見てもらえるように頑張ってきます。』
なんだ・・・本当に行っちゃうんだ。
『で……、俺らの原点であるこのライブハウスでちゃんとみんなに自分達の口から最初に報告したいってのがメンバー全員の思いだったので、今日こういう形でライブをさせてもらいました。』
あんなに話す人じゃなかったのにな……。
ほんのわずかな間に、仁は随分雰囲気が変わった。
私の知らない仁……
それだけでなんだか寂しい。
『えーそして今まで支えてきてくれたファンのみなさん!本当にありがとう。』
メンバー全員が立ち上がり頭を下げた。
会場から拍手が起こる。
『これからもよろしく!』
そしてマイクロシティメドレーが始まった。
楽しそうにメンバーとギターを弾く仁。
気持ちよさそうに歌う仁。
よかったね。
生き生きとした表情を見ていると、うれしいんだけど
……
正直、切なさでいっぱいになった。
私の頬を知らぬ間に涙が伝う。
後ろの方の席で向こうからは、きっと見えていないだろうけど私には見えるよ 。
成長した仁の姿が……。
眩しいくらい輝いていて、本当に夢を手に入れて最前線で頑張ってる――
そんな風に見えた。
会いたくて会いたくてたまらなかった人がそこにいる。
仁……
“私に気付いて…”
そんな事を心で叫んでいた。
演奏が終わると、仁は会場に一礼してマイクを手にとり話し出した。
『ただいま!』
“キャー!”
“おかえり~!”
仁の言葉に会場からは歓喜の声が沸き起こる。
『えー……っ、ふふっやっぱ地元は落ち着くねー。』
“キャー!”
仁が何か話す度に会場は盛り上がる。
とても穏やかな表情の仁。
なんだか少し口調が変わった。
『今日はみんなに報告と、あとお礼が言いたくて来ました。』
仁は海外進出の話しをした。
『突然決まったんでみんなもビックリしただろうけど……海外でもっと腕を上げてまた違った俺達をみんなに見てもらえるように頑張ってきます。』
なんだ・・・本当に行っちゃうんだ。
『で……、俺らの原点であるこのライブハウスでちゃんとみんなに自分達の口から最初に報告したいってのがメンバー全員の思いだったので、今日こういう形でライブをさせてもらいました。』
あんなに話す人じゃなかったのにな……。
ほんのわずかな間に、仁は随分雰囲気が変わった。
私の知らない仁……
それだけでなんだか寂しい。
『えーそして今まで支えてきてくれたファンのみなさん!本当にありがとう。』
メンバー全員が立ち上がり頭を下げた。
会場から拍手が起こる。
『これからもよろしく!』
そしてマイクロシティメドレーが始まった。
楽しそうにメンバーとギターを弾く仁。
気持ちよさそうに歌う仁。
よかったね。
生き生きとした表情を見ていると、うれしいんだけど
……
正直、切なさでいっぱいになった。