キミのとなり。
ずるいよ・・・
「えー!!神田さんとやり直す!?」
トイレに響き渡る若菜ちゃんの声。
無理もない……。
私が今衝撃発言をしたのだから。
「やっでも、やり直すは大袈裟かな。」
「どっちなんですかぁ!」
若菜ちゃんは私のその言葉にすっかり肩を落とした。
「だから……ちゃんと向き合ってみようかなって。」
「向き合う!?」
「今まで避けて来たけど、逃げずに弘人と向き合ってもしかしたらまた……」
「好きになれるかもしれないって感じですかぁ?」
真横で鏡に向かって口紅を塗りながらそう話す若菜ちゃん。
大して興味ないだろ…。
「それでいいんですか~?この前あんなに泣いてたのにぃー。」
うっ痛いトコ突くなぁ。
「考え直したのよ!やっぱこのまま塞ぎ込んでてもいい事ないし。」
鏡越しに意味深な目で私を見る若菜ちゃん。
「あっ…あいつは全然私の事なんか忘れてたみたいだし?こっちばっか必死でなんか悔しいじゃんっ!」
必死の言い訳。
すると若菜ちゃんは溜息をついてこう言った。
「はぁ…先輩って本当わかりやすい。無理してるのバレバレですよ。」
「・・・。」
「だけどまぁ…“遠くの天才より近くの凡人”って言いますしねぇ!」
……どっどこの言葉だよっ!
「先輩がそうしたいならいいんじゃないですか!」
若菜ちゃんはポンッと私の肩を叩いてトイレを出た。
トイレに響き渡る若菜ちゃんの声。
無理もない……。
私が今衝撃発言をしたのだから。
「やっでも、やり直すは大袈裟かな。」
「どっちなんですかぁ!」
若菜ちゃんは私のその言葉にすっかり肩を落とした。
「だから……ちゃんと向き合ってみようかなって。」
「向き合う!?」
「今まで避けて来たけど、逃げずに弘人と向き合ってもしかしたらまた……」
「好きになれるかもしれないって感じですかぁ?」
真横で鏡に向かって口紅を塗りながらそう話す若菜ちゃん。
大して興味ないだろ…。
「それでいいんですか~?この前あんなに泣いてたのにぃー。」
うっ痛いトコ突くなぁ。
「考え直したのよ!やっぱこのまま塞ぎ込んでてもいい事ないし。」
鏡越しに意味深な目で私を見る若菜ちゃん。
「あっ…あいつは全然私の事なんか忘れてたみたいだし?こっちばっか必死でなんか悔しいじゃんっ!」
必死の言い訳。
すると若菜ちゃんは溜息をついてこう言った。
「はぁ…先輩って本当わかりやすい。無理してるのバレバレですよ。」
「・・・。」
「だけどまぁ…“遠くの天才より近くの凡人”って言いますしねぇ!」
……どっどこの言葉だよっ!
「先輩がそうしたいならいいんじゃないですか!」
若菜ちゃんはポンッと私の肩を叩いてトイレを出た。