キミのとなり。
再会
それから月日は目まぐるしく過ぎていった。
1年後――
マンションの隣りの部屋も、二度入れ替わりまた空き部屋になっていた。
晃と晶子の間には、かわいい女の子ができた。
現在1歳で名前は睦月ちゃん。
目元が晃で輪郭が晶子に似ていてなかなかの美人ちゃんだ。
そんなある日、ふらっと本屋へ立ち寄った。
なんとなく店頭に並べられた雑誌を見ながら歩いているとふと、一冊の雑誌に目が止まる。
《マイクロシティ独占インタビュー!》
そう表紙に題されていた。
私は雑誌を手に取り、震える指でぺラペラとページをめくっていくと、突然あいつの顔が飛び込んできた。
とてもキラキラした目をしている仁。
その腕に光るあのブレスレット……。
それを見た時、内側から言葉にならない程の嬉しさが込み上げて来た。
仁から私への何かメッセージのようなものを感じた。
嬉しさのあまりその雑誌を購入し、上機嫌で店を出た時だった――。
『あれ…千秋ちゃん!?』
背後から誰かに呼び止められた。
ん?
その声にゆっくり振り返る。
『やっぱそうだ!久しぶり~!』
そこには、サングラスの奥で目を細めてにっこり笑う一人の男性が立っていた。
えぇっっ…!
なっ……なんでいんのっ!
目を擦る程の勢いだった。
間違いない。
その人物はゆっくりサングラスを外し手を振る。
思わず声を張り上げた。
「ケッケンチャンっ!」
1年後――
マンションの隣りの部屋も、二度入れ替わりまた空き部屋になっていた。
晃と晶子の間には、かわいい女の子ができた。
現在1歳で名前は睦月ちゃん。
目元が晃で輪郭が晶子に似ていてなかなかの美人ちゃんだ。
そんなある日、ふらっと本屋へ立ち寄った。
なんとなく店頭に並べられた雑誌を見ながら歩いているとふと、一冊の雑誌に目が止まる。
《マイクロシティ独占インタビュー!》
そう表紙に題されていた。
私は雑誌を手に取り、震える指でぺラペラとページをめくっていくと、突然あいつの顔が飛び込んできた。
とてもキラキラした目をしている仁。
その腕に光るあのブレスレット……。
それを見た時、内側から言葉にならない程の嬉しさが込み上げて来た。
仁から私への何かメッセージのようなものを感じた。
嬉しさのあまりその雑誌を購入し、上機嫌で店を出た時だった――。
『あれ…千秋ちゃん!?』
背後から誰かに呼び止められた。
ん?
その声にゆっくり振り返る。
『やっぱそうだ!久しぶり~!』
そこには、サングラスの奥で目を細めてにっこり笑う一人の男性が立っていた。
えぇっっ…!
なっ……なんでいんのっ!
目を擦る程の勢いだった。
間違いない。
その人物はゆっくりサングラスを外し手を振る。
思わず声を張り上げた。
「ケッケンチャンっ!」