キミのとなり。
「よっ!」
ケンチャンは白のジャケットを羽織り、なんだか随分大人っぽくなりいい意味で可愛さが抜けていた。
ケンチャンは周りの目を気にして私を人気の少ない所へ連れて行く。
『千秋ちゃん変わったね~一瞬わからなかったよ!』
「そっそうですか……?」
『元気してた?』
「はっ……はい。」
『……てか、なんでさっきから敬語なの?変な感じ。』
ケンチャンから湧き出るオーラに無意識に敬語になっていた。
だって有名人が目の前にいるんだもん!!
『あっ……!』
急にキラキラした目で私を見るケンチャン。
『今夜さぁ、知り合いの店貸し切ってメンバーで飲むんだけど、よかった千秋ちゃんもおいでよ!』
えっ…えぇぇえ!?
そう言ってケンチャンは財布からカードのような物を取り出して私に差し出した。
《Secret Place》
そう書かれた横にお店の住所が書かれている。
「やっ……でも」
カードを受けとらずにいると、ケンチャンはニタっと微笑んでこう言った。
『ジンも来るよ!』
“ドキッ”
ケンチャンは私の手にカードを握らせて更に続けた。
『9時においでね!』
軽くウインクしてそう言い残し去ろうとした。
「ちょっ……困ります!」
ケンチャンはその声に足を止めて振り返る。
『えっなんで?』
「だっだっだって……!」
答えに困っているとケンチャンはゆっくり近づき、またサングラスをかけ小声で私に囁いた。
『もう時効でしょ!!』
え……
“時効”
本当にそんなものがあるのなら、
それに甘えたい気もする。
ケンチャンは白のジャケットを羽織り、なんだか随分大人っぽくなりいい意味で可愛さが抜けていた。
ケンチャンは周りの目を気にして私を人気の少ない所へ連れて行く。
『千秋ちゃん変わったね~一瞬わからなかったよ!』
「そっそうですか……?」
『元気してた?』
「はっ……はい。」
『……てか、なんでさっきから敬語なの?変な感じ。』
ケンチャンから湧き出るオーラに無意識に敬語になっていた。
だって有名人が目の前にいるんだもん!!
『あっ……!』
急にキラキラした目で私を見るケンチャン。
『今夜さぁ、知り合いの店貸し切ってメンバーで飲むんだけど、よかった千秋ちゃんもおいでよ!』
えっ…えぇぇえ!?
そう言ってケンチャンは財布からカードのような物を取り出して私に差し出した。
《Secret Place》
そう書かれた横にお店の住所が書かれている。
「やっ……でも」
カードを受けとらずにいると、ケンチャンはニタっと微笑んでこう言った。
『ジンも来るよ!』
“ドキッ”
ケンチャンは私の手にカードを握らせて更に続けた。
『9時においでね!』
軽くウインクしてそう言い残し去ろうとした。
「ちょっ……困ります!」
ケンチャンはその声に足を止めて振り返る。
『えっなんで?』
「だっだっだって……!」
答えに困っているとケンチャンはゆっくり近づき、またサングラスをかけ小声で私に囁いた。
『もう時効でしょ!!』
え……
“時効”
本当にそんなものがあるのなら、
それに甘えたい気もする。