キミのとなり。
「随分待たせちまって……悪かったな。」
“コクンッ”
「……けど、離れてみてはっきりわかった。」
「え?」
私は顔を上げ仁を見上げる。
仁は私の頬を伝う涙をそっと人差し指で拭いながらこう言った。
「俺にはお前しかいないんだって。」
『千秋を愛してるって。』
仁……
そして仁は私に優しくキスをした。
私もわかったよ……
やっぱり私は仁がいい。
他の誰かじゃダメなんだ。
仁の隣りがいい……
“愛してるよ、仁”
『あぁああ!見つけた!』
その時、凄い形相で佐田さんが私達二人を指差しているのが見えた。
「やっべっ…行くぞ千秋!」
仁はまた私の手を引いて走り出す。
そうここが、私達の新たなスタートライン。
温かい手…
逞しい手…
大好きな大好きな手……
このままどこまでも走り続けようね。
ずっと二人で……
――それから数ヶ月後にマイクロシティは新曲をリリースした。
曲名は【君に会いたくて】
それは離れている間に募った、たくさんの私への想いを仁の言葉で優しくしたためられた愛に溢れた曲だった。
離れていて止まっていた時間は今また
“カチッコチッカチッコチ……”と
音をたてて動き出した。
“コクンッ”
「……けど、離れてみてはっきりわかった。」
「え?」
私は顔を上げ仁を見上げる。
仁は私の頬を伝う涙をそっと人差し指で拭いながらこう言った。
「俺にはお前しかいないんだって。」
『千秋を愛してるって。』
仁……
そして仁は私に優しくキスをした。
私もわかったよ……
やっぱり私は仁がいい。
他の誰かじゃダメなんだ。
仁の隣りがいい……
“愛してるよ、仁”
『あぁああ!見つけた!』
その時、凄い形相で佐田さんが私達二人を指差しているのが見えた。
「やっべっ…行くぞ千秋!」
仁はまた私の手を引いて走り出す。
そうここが、私達の新たなスタートライン。
温かい手…
逞しい手…
大好きな大好きな手……
このままどこまでも走り続けようね。
ずっと二人で……
――それから数ヶ月後にマイクロシティは新曲をリリースした。
曲名は【君に会いたくて】
それは離れている間に募った、たくさんの私への想いを仁の言葉で優しくしたためられた愛に溢れた曲だった。
離れていて止まっていた時間は今また
“カチッコチッカチッコチ……”と
音をたてて動き出した。