キミのとなり。
昼休みになって、今朝コンビニで買ったパンとサンドイッチを手に屋上へ向かった。
弘人は先に来ていて振り返り私に気付くとニッコリ微笑んだ。
「うっす!」
「早いね!」
弘人とベンチに腰掛ける。
ここへ来ると思い出す。
色々あったなぁって……。
「どうよ!最近。」
唐突に口を開いたのは弘人だった。
「普通だよ、別に。」
「そっか!彼氏相変わらず忙しそうだね。」
「まぁ、おかげさまで。」
こういう真実を知っている数少ない人にだけ、仁の話しができる時間は貴重だと最近気付いた。
本当の自分をさらけ出せる瞬間……。
「あっこの前見たよ!歌番組に出てたの。」
「また近々新曲出すみたいで毎日レコーディングやら歌番組の収録で大忙しだよ。」
「ほぉぉ。」
「休みなんてほとんどないし。今日やっとオフでさー、たぶんまだ夢の中だよ。」
「大変なんだなぁー有名人ってのは。」
腕を組んで難しそうな顔の弘人。
「話したい事があってもなかなか時間合わないしストレス溜まりまくりだよ!」
やけになってパンに噛り付く。
「でも、一緒に住んでるわけだし間違いなく会えるじゃん。」
弘人のもっともな発言に思わず顔が赤くなった。
「やっまぁ、そうなんだけどね。」
「なんだよ、結局のろけ話しかよ~!」
「ちがっ!真剣に悩んでるんだからぁ~。」
「ほんとかぁ~?」
そう言って弘人に右肩を突かれつつ仁が一緒に暮らそうと言ってくれた日の事をまた思い出して一人ニヤける。
弘人は先に来ていて振り返り私に気付くとニッコリ微笑んだ。
「うっす!」
「早いね!」
弘人とベンチに腰掛ける。
ここへ来ると思い出す。
色々あったなぁって……。
「どうよ!最近。」
唐突に口を開いたのは弘人だった。
「普通だよ、別に。」
「そっか!彼氏相変わらず忙しそうだね。」
「まぁ、おかげさまで。」
こういう真実を知っている数少ない人にだけ、仁の話しができる時間は貴重だと最近気付いた。
本当の自分をさらけ出せる瞬間……。
「あっこの前見たよ!歌番組に出てたの。」
「また近々新曲出すみたいで毎日レコーディングやら歌番組の収録で大忙しだよ。」
「ほぉぉ。」
「休みなんてほとんどないし。今日やっとオフでさー、たぶんまだ夢の中だよ。」
「大変なんだなぁー有名人ってのは。」
腕を組んで難しそうな顔の弘人。
「話したい事があってもなかなか時間合わないしストレス溜まりまくりだよ!」
やけになってパンに噛り付く。
「でも、一緒に住んでるわけだし間違いなく会えるじゃん。」
弘人のもっともな発言に思わず顔が赤くなった。
「やっまぁ、そうなんだけどね。」
「なんだよ、結局のろけ話しかよ~!」
「ちがっ!真剣に悩んでるんだからぁ~。」
「ほんとかぁ~?」
そう言って弘人に右肩を突かれつつ仁が一緒に暮らそうと言ってくれた日の事をまた思い出して一人ニヤける。