キミのとなり。
タイミング悪く、柏木さくらが出ているCMが流れた。
テレビに映る彼女に一瞬手が止まる。
そのあまりにキュートでキラキラしている笑顔、女の私でもドキドキさせられる。
仁は毎日この人と仕事をしているんだ、そう考えたらまた気分が落ち込み始めた。
その様子に気付いて若菜ちゃんが口を開いた。
「どうしたんですか?」
「んっ?うううん!なんでも。」
やっと終わったと思ったCMが運悪くまた続けて流れた。
私が思わず目を反らすと今度は若菜ちゃんがCMに気付き口を開いた。
「あっさくらちゃんだ!」
ドキッ!
「この子超かわいくないですかぁ~?顔とかめちゃくちゃ小さいし足も細くて長くて日本人離れしてますよね!うらやましい~。」
私の顔色の悪さにさえ気付かず若菜ちゃんは柏木さくらを褒めちぎる。
「思いません?」
その問い掛けにただただ引きつり笑うしかなかった。
その時、急に若菜ちゃんが立ち上がった。
「あっ先輩!ちょっと部屋見せてもらっていいですか!?」
「え!?何見るの!?」
「二人がどんな甘い生活を送って……」
周りを見渡たす若菜ちゃん。
「あれ……先輩、この部屋写真とか飾ってないんですねぇ?」
「え……。」
「普通あるじゃないですか!ツーショット写真とか」
その言葉に私は黙り込む。
何も答えない私を不思議に思い彼女が振り返った。
「どうかしました?」
私はうつむいたまま口を開いた。
テレビに映る彼女に一瞬手が止まる。
そのあまりにキュートでキラキラしている笑顔、女の私でもドキドキさせられる。
仁は毎日この人と仕事をしているんだ、そう考えたらまた気分が落ち込み始めた。
その様子に気付いて若菜ちゃんが口を開いた。
「どうしたんですか?」
「んっ?うううん!なんでも。」
やっと終わったと思ったCMが運悪くまた続けて流れた。
私が思わず目を反らすと今度は若菜ちゃんがCMに気付き口を開いた。
「あっさくらちゃんだ!」
ドキッ!
「この子超かわいくないですかぁ~?顔とかめちゃくちゃ小さいし足も細くて長くて日本人離れしてますよね!うらやましい~。」
私の顔色の悪さにさえ気付かず若菜ちゃんは柏木さくらを褒めちぎる。
「思いません?」
その問い掛けにただただ引きつり笑うしかなかった。
その時、急に若菜ちゃんが立ち上がった。
「あっ先輩!ちょっと部屋見せてもらっていいですか!?」
「え!?何見るの!?」
「二人がどんな甘い生活を送って……」
周りを見渡たす若菜ちゃん。
「あれ……先輩、この部屋写真とか飾ってないんですねぇ?」
「え……。」
「普通あるじゃないですか!ツーショット写真とか」
その言葉に私は黙り込む。
何も答えない私を不思議に思い彼女が振り返った。
「どうかしました?」
私はうつむいたまま口を開いた。