キミのとなり。
気まずい面持ちのままオフィスに戻る。
すると、デスクの前で何故か帰る支度をしている桜井君が目に入った。
「おい桜井!何してんだ。」
部長がそう話し掛けると彼は手も止めずに答えた。
「早退します。」
「はぁ?バカかお前は!今から外回りだろ!」
そう言われても手を止める様子はない。
最後にデスクから携帯を取り出しポケットに入れると
「お疲れっす。」
そう言ってオフィスを後にした。
部長は立ち上がり空いた口が塞がらない状態だった。
傍らで女子社員がコソコソ騒いでいる。
『やるぅ~!』
どうやら、くそ真面目の集まりのうちの部署であぁいう事をやると一目置かれるらしい。
私は昼休憩をもらうフリをして桜井君の後を追ってオフィスを出た。
閉まりかけのエレベーターに慌てて飛び乗る。
桜井君は驚いた顔でこっちを見た。
かまわず私は閉まるボタンを押す。
「どこ行くん?」
「ラッランチしに。」
まだ息が荒い私の隣りで桜井君は呆れたような流し目をして私を見ている。
「なにっ!」
「これ、下に行くんやけど。」
あっ……
「食堂5階やろ。」
冷静にそう返されて、恥ずかしさのあまり顔を赤くする。
「コッコンビニで買い物するの!」
「この辺にないで。」
あぁ言えばこう返す……。
すると、デスクの前で何故か帰る支度をしている桜井君が目に入った。
「おい桜井!何してんだ。」
部長がそう話し掛けると彼は手も止めずに答えた。
「早退します。」
「はぁ?バカかお前は!今から外回りだろ!」
そう言われても手を止める様子はない。
最後にデスクから携帯を取り出しポケットに入れると
「お疲れっす。」
そう言ってオフィスを後にした。
部長は立ち上がり空いた口が塞がらない状態だった。
傍らで女子社員がコソコソ騒いでいる。
『やるぅ~!』
どうやら、くそ真面目の集まりのうちの部署であぁいう事をやると一目置かれるらしい。
私は昼休憩をもらうフリをして桜井君の後を追ってオフィスを出た。
閉まりかけのエレベーターに慌てて飛び乗る。
桜井君は驚いた顔でこっちを見た。
かまわず私は閉まるボタンを押す。
「どこ行くん?」
「ラッランチしに。」
まだ息が荒い私の隣りで桜井君は呆れたような流し目をして私を見ている。
「なにっ!」
「これ、下に行くんやけど。」
あっ……
「食堂5階やろ。」
冷静にそう返されて、恥ずかしさのあまり顔を赤くする。
「コッコンビニで買い物するの!」
「この辺にないで。」
あぁ言えばこう返す……。