キミのとなり。
「ここがそうだ。」
タクシーを降りて重い荷物を手に少し坂道を下った所にそれはあった。
木製の青い屋根のロッジ。
テラスが着いていてそこから海が見渡せる。
周りに人気がなく、静かな海沿いの一角にそれは建っていた。
「素敵じゃなぁい!もっとこじんまりとしたやつ想像してたよ~!」
腕に睦月ちゃんを抱いたまま晶子が言った。
「さすが仁さんやりますねぇ!」
「いや、俺関係ないし…ってか借り物だし。」
仁はそう謙遜しながらドアの鍵を開けた。
部屋の中は外から見るよりも広々としていて、豪華なソファーやベッド、もちろんテレビや冷蔵庫も完備された完璧な生活空間だった。
「うわぁー超すげぇ!!」
そう言って始めにソファーに座り込んだのは晃だった。
「仁さん、これ半端ないっすね!誰から借りたんすか?」
「ちょっとした知り合いに。」
「さっすが、芸能人は規模が違いますね~!」
まるで子供のように興奮してキョロキョロ部屋を物色し始めた晃をよそに、荷物を片付けつつ辺りを見渡す。
ふと、窓の外を見た。
水平線がキラキラ輝いていて目を閉じれば波の音がする。
いつもの窮屈な生活さえ忘れてたしまう程だった。
ここはまさに楽園だ!!
「さっ、とっとと荷物片して海入るぞ!」
「おっいいっすね~。」
珍しくハイテンションな仁。久しぶりに見たような気がした。
先に仁と晃が水着に着替え、表で浮輪を膨らませ始めた。
その間に今度は私たちが水着に着替える。
この日の為に新調した真新しい淡い水色の水着。
隣では晶子が睦月ちゃんに水着を着せていた。
超ミニサイズの迷彩柄のビキニを着せられ嬉しそうにソファーの上を跳び回っている。
晶子は子供を産んだとは思えない程、出るとこが出ていて引っ込むところは引っ込んだナイスバディだった。
なんとなく……胸を隠す私。
せつない・・・。
「行くぞ~!!」
晃の掛け声で私たちは一斉に浜辺へ駆け出した。
タクシーを降りて重い荷物を手に少し坂道を下った所にそれはあった。
木製の青い屋根のロッジ。
テラスが着いていてそこから海が見渡せる。
周りに人気がなく、静かな海沿いの一角にそれは建っていた。
「素敵じゃなぁい!もっとこじんまりとしたやつ想像してたよ~!」
腕に睦月ちゃんを抱いたまま晶子が言った。
「さすが仁さんやりますねぇ!」
「いや、俺関係ないし…ってか借り物だし。」
仁はそう謙遜しながらドアの鍵を開けた。
部屋の中は外から見るよりも広々としていて、豪華なソファーやベッド、もちろんテレビや冷蔵庫も完備された完璧な生活空間だった。
「うわぁー超すげぇ!!」
そう言って始めにソファーに座り込んだのは晃だった。
「仁さん、これ半端ないっすね!誰から借りたんすか?」
「ちょっとした知り合いに。」
「さっすが、芸能人は規模が違いますね~!」
まるで子供のように興奮してキョロキョロ部屋を物色し始めた晃をよそに、荷物を片付けつつ辺りを見渡す。
ふと、窓の外を見た。
水平線がキラキラ輝いていて目を閉じれば波の音がする。
いつもの窮屈な生活さえ忘れてたしまう程だった。
ここはまさに楽園だ!!
「さっ、とっとと荷物片して海入るぞ!」
「おっいいっすね~。」
珍しくハイテンションな仁。久しぶりに見たような気がした。
先に仁と晃が水着に着替え、表で浮輪を膨らませ始めた。
その間に今度は私たちが水着に着替える。
この日の為に新調した真新しい淡い水色の水着。
隣では晶子が睦月ちゃんに水着を着せていた。
超ミニサイズの迷彩柄のビキニを着せられ嬉しそうにソファーの上を跳び回っている。
晶子は子供を産んだとは思えない程、出るとこが出ていて引っ込むところは引っ込んだナイスバディだった。
なんとなく……胸を隠す私。
せつない・・・。
「行くぞ~!!」
晃の掛け声で私たちは一斉に浜辺へ駆け出した。