キミのとなり。
【お土産ありがとうございました!さっきお礼言ってなかったから。それと、旅行ってもしかしてジンと!?】
……。
すかさず返信――
【ノーコメント。】
私からの返信に少しむくれて見せた後、桜井君はまたすばやくキーボードを打つ。
『新着メール受信』
【ほんまに“ジン”と付き合ってるん?】
【ノーコメント!!】
【じゃー土産のお礼に今日晩飯行きましょ!】
【なんで、そういう話しになるかな!?】
【じゃー昼飯!!おごります!】
何度拒否しても食い下がる彼がなんだかかわいかった。
【じゃー食堂の生姜焼き定食おごって!一番高いやつ!!】
私がそう返すと、ニッと笑ってオッケーポーズをして見せた。
――昼休み
「はい、生姜焼き定食お待ち!!」
桜井君は先に座っていた私に昼食を差し出す。
「ありがとう~。」
「ちなみに俺も生姜焼き定食!!」
「あっ何、桜井君って人に流されやすいタイプ?」
「ち…違うわ!!」
「ハハハハッ!」
私の冗談に顔を真っ赤にしてムキになる。
桜井君といると不思議と、嫌な事も忘れて“今”を楽しんでいる自分がいる。
私、ヤケになっているのかな。
……。
すかさず返信――
【ノーコメント。】
私からの返信に少しむくれて見せた後、桜井君はまたすばやくキーボードを打つ。
『新着メール受信』
【ほんまに“ジン”と付き合ってるん?】
【ノーコメント!!】
【じゃー土産のお礼に今日晩飯行きましょ!】
【なんで、そういう話しになるかな!?】
【じゃー昼飯!!おごります!】
何度拒否しても食い下がる彼がなんだかかわいかった。
【じゃー食堂の生姜焼き定食おごって!一番高いやつ!!】
私がそう返すと、ニッと笑ってオッケーポーズをして見せた。
――昼休み
「はい、生姜焼き定食お待ち!!」
桜井君は先に座っていた私に昼食を差し出す。
「ありがとう~。」
「ちなみに俺も生姜焼き定食!!」
「あっ何、桜井君って人に流されやすいタイプ?」
「ち…違うわ!!」
「ハハハハッ!」
私の冗談に顔を真っ赤にしてムキになる。
桜井君といると不思議と、嫌な事も忘れて“今”を楽しんでいる自分がいる。
私、ヤケになっているのかな。