キミのとなり。
また気まずい。
置き手紙のことを思い出した。
“もしまだ先輩が居てくれてたら少しは脈ありやと思ってもいいですか?”
だけど、私はいなかったわけで……。
どう思ってるんだろう。
桜井君は。
“ガチャッ”
揃ってドアを開けた。
あっ……
遅刻だという事をすっかり忘れてしまっていた。
社員と部長が一斉にこちらを見る。
しっしまった……
しかも二人一緒に入ってきちゃった。
「なんだ!?二人揃って仲良く遅刻か!」
部長が厭味っぽくそう言った。
「あっすいまっ…」
私が謝ろうとした時――
「同伴出勤でぇす!」
桜井君が私の肩に手を回してそう言った。
はっ……!?
なっ何!?
私はキャバ嬢かっ!!
慌てて肩に掛かる手を跳ね退け頭を下げた。
「申し訳ありません!すぐ仕事に取り掛かります。」
部長は呆れた顔で私から目を反らした。
周りの女子社員がクスクスと笑っている。
真っ赤になりながらデスクに着く。
桜井くんは悪びれた様子もなく私の後に続いて正面のデスクに着いた。
よりによってなんで正面なんだよ…
こんな状況で顔を合わせて仕事をしなきゃいけない状況にイラッとしつつパソコンを開いて顔を隠す。
置き手紙のことを思い出した。
“もしまだ先輩が居てくれてたら少しは脈ありやと思ってもいいですか?”
だけど、私はいなかったわけで……。
どう思ってるんだろう。
桜井君は。
“ガチャッ”
揃ってドアを開けた。
あっ……
遅刻だという事をすっかり忘れてしまっていた。
社員と部長が一斉にこちらを見る。
しっしまった……
しかも二人一緒に入ってきちゃった。
「なんだ!?二人揃って仲良く遅刻か!」
部長が厭味っぽくそう言った。
「あっすいまっ…」
私が謝ろうとした時――
「同伴出勤でぇす!」
桜井君が私の肩に手を回してそう言った。
はっ……!?
なっ何!?
私はキャバ嬢かっ!!
慌てて肩に掛かる手を跳ね退け頭を下げた。
「申し訳ありません!すぐ仕事に取り掛かります。」
部長は呆れた顔で私から目を反らした。
周りの女子社員がクスクスと笑っている。
真っ赤になりながらデスクに着く。
桜井くんは悪びれた様子もなく私の後に続いて正面のデスクに着いた。
よりによってなんで正面なんだよ…
こんな状況で顔を合わせて仕事をしなきゃいけない状況にイラッとしつつパソコンを開いて顔を隠す。