キミのとなり。
「よしっじゃー行くわ!」
弘人が伸びをしてそう言った。
「えっ…!?ってか、渡したいものって何だったの?」
「あっ!」
背を向けたまま、何か思い出したように背広のポケットに手を入れる。
「そうそう、これ渡す為に呼んだんだった。はいっ。」
弘人は何やら白い封筒のようなものを差し出す。
「ん?何これ。」
「結婚式の招待状。」
あっ……
そうか、色々あってすっかり忘れていたけど再来月に弘人の結婚式があるんだった。
「若菜ちゃんも招待してるから一緒に来いよ!」
「あっそうなの?うん、ありがとね!」
そっかぁ…もうすぐ弘人、結婚するのか。
エレベーターに乗りながら、もらった招待状を見つめているとふと昔を思い出した。
あの弘人がねー。
元彼が結婚って……
ちょっと変な感じだな。
“ガラーッ”
エレベーターが階に着いて降りようとした時、目の前に桜井君が立っていた。
「おぉっ…!」
何故か口をヘの字に曲げてご機嫌斜めな様子。
「なっなに~!?びっくりするじゃん。」
「今、男と二人で屋上におったやろ!」
「はっ!?なっなんでそれ…」
「女子社員が見たって話してるの聞いた。」
「……あぁ、そう。」
「あぁそう、ちゃうやろ!誰やねんその神田とかいう奴!」
「誰って……別に」
またぷくっと膨れた顔をする。
あ~なるほど…ヤキモチか。
「同期の友達だよ!(元彼だけど…)今度結婚するんだって。」
そう聞いた途端、目の色を変えるなんともわかりやすい奴。
「えっ…結婚?あっそ…そうなんや!めでたいなぁ。へぇ~。」
ほんっとガキだな。
でも
可愛いけど。
弘人が伸びをしてそう言った。
「えっ…!?ってか、渡したいものって何だったの?」
「あっ!」
背を向けたまま、何か思い出したように背広のポケットに手を入れる。
「そうそう、これ渡す為に呼んだんだった。はいっ。」
弘人は何やら白い封筒のようなものを差し出す。
「ん?何これ。」
「結婚式の招待状。」
あっ……
そうか、色々あってすっかり忘れていたけど再来月に弘人の結婚式があるんだった。
「若菜ちゃんも招待してるから一緒に来いよ!」
「あっそうなの?うん、ありがとね!」
そっかぁ…もうすぐ弘人、結婚するのか。
エレベーターに乗りながら、もらった招待状を見つめているとふと昔を思い出した。
あの弘人がねー。
元彼が結婚って……
ちょっと変な感じだな。
“ガラーッ”
エレベーターが階に着いて降りようとした時、目の前に桜井君が立っていた。
「おぉっ…!」
何故か口をヘの字に曲げてご機嫌斜めな様子。
「なっなに~!?びっくりするじゃん。」
「今、男と二人で屋上におったやろ!」
「はっ!?なっなんでそれ…」
「女子社員が見たって話してるの聞いた。」
「……あぁ、そう。」
「あぁそう、ちゃうやろ!誰やねんその神田とかいう奴!」
「誰って……別に」
またぷくっと膨れた顔をする。
あ~なるほど…ヤキモチか。
「同期の友達だよ!(元彼だけど…)今度結婚するんだって。」
そう聞いた途端、目の色を変えるなんともわかりやすい奴。
「えっ…結婚?あっそ…そうなんや!めでたいなぁ。へぇ~。」
ほんっとガキだな。
でも
可愛いけど。