キミのとなり。
友人のスピーチが進む中、私の横でガチャガチャと料理を頬張る若菜ちゃん。
「ちょっと!もうちょっと静かに食べなよっ。」
「やけ食いですよ!やけ食い!!」
「はぁ?どうしたのよ…」
「だって見てくださいよ!」
若菜ちゃんは手に持ったナイフの先で同じテーブルの男性をずらーっと差す。
「イケメンはみーんな左手薬指に指輪してるんですよ!?」
あぁ…確かに。
ってか、よく見てるなぁ。
「空いてるのはどーでもいいのばっか!やってられませんよ!」
「あのねー、何しに来たかわかってる?」
私がそう言うとまた鋭い視線で手を止める。
「そりゃ先輩はいいですよ!イケメンばっかと付き合えて!」
「はっ!?」
「神田さんにジンに…その次は年下のイケメンだもん!!世の女性の幸せぜーんぶ独り占めじゃないですか!」
あぁーまずい。
こうなると止まらないんだな。
タイミングよく、新婦のお色直しの時間になり新婦が退場すると会場はざわつき始めた。
「ちょっとお手洗い行ってくるね!」
ふて腐れた若菜ちゃんから逃げるように会場の外へ出た。
「ちょっと!もうちょっと静かに食べなよっ。」
「やけ食いですよ!やけ食い!!」
「はぁ?どうしたのよ…」
「だって見てくださいよ!」
若菜ちゃんは手に持ったナイフの先で同じテーブルの男性をずらーっと差す。
「イケメンはみーんな左手薬指に指輪してるんですよ!?」
あぁ…確かに。
ってか、よく見てるなぁ。
「空いてるのはどーでもいいのばっか!やってられませんよ!」
「あのねー、何しに来たかわかってる?」
私がそう言うとまた鋭い視線で手を止める。
「そりゃ先輩はいいですよ!イケメンばっかと付き合えて!」
「はっ!?」
「神田さんにジンに…その次は年下のイケメンだもん!!世の女性の幸せぜーんぶ独り占めじゃないですか!」
あぁーまずい。
こうなると止まらないんだな。
タイミングよく、新婦のお色直しの時間になり新婦が退場すると会場はざわつき始めた。
「ちょっとお手洗い行ってくるね!」
ふて腐れた若菜ちゃんから逃げるように会場の外へ出た。