キミのとなり。
「君!ダメだよ、勝手に入っちゃ!」
警備員だ。
まっまずい。
「……あっ、いえ私は…」
「ほらほら!出てって!」
警備員は私の腕を引っ張って無理矢理外に連れて行こうとする。
「やっ!あのっ私…ジンに用があって!」
「ファンレターなら受付に渡して!」
「ちっちがうんですって…!!わっ私は……」
『離してやって!』
えっ……
背後で聞こえたその声に、私も警備員も動きが止まる。
ゆっくり声のした方を振り返るとあいつがいた。
仁だ。
仁は面倒臭そうに腰ばきしたデニムのポケットに両手を突っ込み壁にもたれて立っていた。
「あっいや、しかし……」
私の腕を掴んでいる警備員が渋っていると、仁はゆっくりこちらに近づいて来た。
そしてアゴで私を差してこう言った。
「こいつ、俺の連れなんで。」
はっ?連れ…!?
それを聞いた警備員は、慌てて私の腕を放す。
「あっ……そうでしたか!これは失礼しました。」
深々と私に頭を下げてどこかへ行ってしまった。
警備員だ。
まっまずい。
「……あっ、いえ私は…」
「ほらほら!出てって!」
警備員は私の腕を引っ張って無理矢理外に連れて行こうとする。
「やっ!あのっ私…ジンに用があって!」
「ファンレターなら受付に渡して!」
「ちっちがうんですって…!!わっ私は……」
『離してやって!』
えっ……
背後で聞こえたその声に、私も警備員も動きが止まる。
ゆっくり声のした方を振り返るとあいつがいた。
仁だ。
仁は面倒臭そうに腰ばきしたデニムのポケットに両手を突っ込み壁にもたれて立っていた。
「あっいや、しかし……」
私の腕を掴んでいる警備員が渋っていると、仁はゆっくりこちらに近づいて来た。
そしてアゴで私を差してこう言った。
「こいつ、俺の連れなんで。」
はっ?連れ…!?
それを聞いた警備員は、慌てて私の腕を放す。
「あっ……そうでしたか!これは失礼しました。」
深々と私に頭を下げてどこかへ行ってしまった。