キミのとなり。

“カツカツカツ…”



脱力しきった体で部屋へ戻り、明かりを点けた。



ゆっくり床にへたばる。



押さえ込んでた気持ちが今にも吹き出しそうだ。



桜井君に優しくされればされる程、辛くなるんだもん……



こんなのおかしいよ。




好きな人に優しくされて辛いなんて……



おかしいよ。






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