キミのとなり。
“チャララッ…ピッ”
「もももっもしもしっ!」
《おっせーよ!!早く出ろよ!》
電話の向こうで耳が痛くなるぐらい大きな声を張り上げる仁。
「ごめんってぇ。ちょっと寝てて気付かなかった…」
《ねっ寝てただとぉ!?》
「あっ……いや…」
しまった。
《俺が死に物狂いで働いてる時に寝てただと!?何時になっても待ってるからなんつったのどこの誰だよ!!》
痛ぁい… 耳が痛いよ~
でも、久々の毒舌も悪くない……。
「つい…つい今まで起きてたんだよっ?」
《どーだかな。》
「あっそういえば、今度ライブあるんだって?もう3年も経つんだね!?」
《あれ、お前なんで知ってんの?》
「えっ!?」
“佐田さんと会った事は言わない方がいい。”
咄嗟にそう思った。
余計な心配かけたくなかったし、仁が土下座した事もプライドの高い仁の事だからきっと私には知られたくないはずだから。
「かっ風の噂で聞いた!」
《何だそれ。》
「楽しみにしてるね!」
《楽しみにってもうチケット完売してるぞ?》
「えっ!」
そうなの!?そんな人気なの!?
って……、当たり前か。
えっじゃーなんで佐田さん、私に来いなんて言ったんだろう。
「もももっもしもしっ!」
《おっせーよ!!早く出ろよ!》
電話の向こうで耳が痛くなるぐらい大きな声を張り上げる仁。
「ごめんってぇ。ちょっと寝てて気付かなかった…」
《ねっ寝てただとぉ!?》
「あっ……いや…」
しまった。
《俺が死に物狂いで働いてる時に寝てただと!?何時になっても待ってるからなんつったのどこの誰だよ!!》
痛ぁい… 耳が痛いよ~
でも、久々の毒舌も悪くない……。
「つい…つい今まで起きてたんだよっ?」
《どーだかな。》
「あっそういえば、今度ライブあるんだって?もう3年も経つんだね!?」
《あれ、お前なんで知ってんの?》
「えっ!?」
“佐田さんと会った事は言わない方がいい。”
咄嗟にそう思った。
余計な心配かけたくなかったし、仁が土下座した事もプライドの高い仁の事だからきっと私には知られたくないはずだから。
「かっ風の噂で聞いた!」
《何だそれ。》
「楽しみにしてるね!」
《楽しみにってもうチケット完売してるぞ?》
「えっ!」
そうなの!?そんな人気なの!?
って……、当たり前か。
えっじゃーなんで佐田さん、私に来いなんて言ったんだろう。