キミのとなり。
一人暮しを始めた21歳の私は…



この場所で見つけたんだ。


永遠の愛を―…



あの時はそれがまだ永遠だなんて思ってもいなかったけど、



気がついたら、私の中で仁という人が特別な存在になっていて……



仁の行動や仕草ひとつひとつが愛おしくて愛おしくて……



いっぱい辛い思いもした…


いっぱい苦しい思いもした…



悩んで、落ち込んで、泣いて泣いて泣いて―…



諦めて……



でも結局諦め切れなくて…


人を傷つけて…



それでもやっぱり、私が選ぶのは、



仁という掛け替えのない




“居場所”だった。



どんなに泣かされても、


誰かに厳しく批判されても…



私は仁といたい。



涙目で見上げた空は、青くて透き通っていた。



大丈夫、私たちは繋がっている。



同じ空の下で…繋がっているんだから。

< 502 / 554 >

この作品をシェア

pagetop