キミのとなり。
極上プロポーズ!!
――そして寒さ厳しい12月の終わり…
迎えたマイクロシティの復活カウントダウンライブ。
午後8時、会場周辺はまだライブ開始2時間前だというのに、今日の日を首を長くして待っていたファン達で賑わっていた。
私は約束の場所でみんなが来るのを待っていた。
「先ぱぁ~い!!」
ハイテンションな声がして振り返ると、若菜ちゃんと彼女にしっかり腕を引っ張られた桜井君が走ってくるのが見えた。
「こっちこっちー!」
「こんばんは~!ハァハァ…」
「…ってか、はしゃぎ過ぎやねんっ!ハァハァ……」
息を切らせた二人が、私のそばでそう言った。
「だってっ…今日は久々にケンチャンの晴れ姿が見れる日だもんっ!」
「…晴れ姿ってガキやあるまいしっ。」
「うるさいなぁーいちいち!!文句あるなら帰ったら!?」
「かっ帰るか!こんなとこまで来て!」
あれ?
なんか…
いつの間にこの二人……
「だったら文句言うなぁ!あんたが彼氏じゃなくて、本当よかったぁ~。」
「こっ…こっちから願い下げじゃっ!!」
まるで小学生のようなケンカをする二人…
「…まっまぁまぁ、せっかく来たんだし楽しく行こうよ!」
そして、何故か仲裁役をする私……
「あっ、本当に今日はお招き頂いてありがとうございます!!」
若菜ちゃんが満面の笑みで頭を下げた。
「しかも最前列だなんてっ!キャーッ超楽しみっ。」
顔の横で手を合わせ目をキラキラ輝かせる。
そんな彼女の横でポキッと首を鳴らしながら桜井君が呟いた。
「……首、痛なりそうやな。」
「………。」
「……シネ。」
迎えたマイクロシティの復活カウントダウンライブ。
午後8時、会場周辺はまだライブ開始2時間前だというのに、今日の日を首を長くして待っていたファン達で賑わっていた。
私は約束の場所でみんなが来るのを待っていた。
「先ぱぁ~い!!」
ハイテンションな声がして振り返ると、若菜ちゃんと彼女にしっかり腕を引っ張られた桜井君が走ってくるのが見えた。
「こっちこっちー!」
「こんばんは~!ハァハァ…」
「…ってか、はしゃぎ過ぎやねんっ!ハァハァ……」
息を切らせた二人が、私のそばでそう言った。
「だってっ…今日は久々にケンチャンの晴れ姿が見れる日だもんっ!」
「…晴れ姿ってガキやあるまいしっ。」
「うるさいなぁーいちいち!!文句あるなら帰ったら!?」
「かっ帰るか!こんなとこまで来て!」
あれ?
なんか…
いつの間にこの二人……
「だったら文句言うなぁ!あんたが彼氏じゃなくて、本当よかったぁ~。」
「こっ…こっちから願い下げじゃっ!!」
まるで小学生のようなケンカをする二人…
「…まっまぁまぁ、せっかく来たんだし楽しく行こうよ!」
そして、何故か仲裁役をする私……
「あっ、本当に今日はお招き頂いてありがとうございます!!」
若菜ちゃんが満面の笑みで頭を下げた。
「しかも最前列だなんてっ!キャーッ超楽しみっ。」
顔の横で手を合わせ目をキラキラ輝かせる。
そんな彼女の横でポキッと首を鳴らしながら桜井君が呟いた。
「……首、痛なりそうやな。」
「………。」
「……シネ。」