キミのとなり。
そして、仁が私の名前をよぶ。
「千秋……。」
聞き慣れているはずのその声に、何故か背筋がピンとなる。
口から心臓が飛び出しそうだった。
「来いよ。」
口からマイクを離すと、そう小さくはにかんで仁は私に手を差し伸べた。
「……えっ!」
全身硬直状態で、立ち上がる事もできなかった。
背中に感じるたくさんの視線―…。
「せっ…先輩!?」
固まって身動きすらしない私の肩を、横から若菜ちゃんが揺する。
「よっ呼ばれてますよ!」
それにも答えられない位、パニックだった。
「千秋ちゃんおいでっ!」
ステージの仁の後ろから、ケンチャンが顔を出してそう私に手招きをしている。
「…えっ……だっだって」
何!?これはドッキリ!?
意味わかんないよ~!
その内、挙動不振になる。
「先輩、ほら!行ってきいや!!」
横から桜井君も笑ってステージをツンツンと指差している。
「千秋っ!」
晶子がウィンクをひとつ…
「早くしろって!ほらっ」
晃もニタニタと私を見ている。
その後ろから、弘人が無言のまま力強く頷いているのが見えた。
もう一度ステージに目を向ける。
そこには、大好きな笑顔があった。
「千秋……。」
聞き慣れているはずのその声に、何故か背筋がピンとなる。
口から心臓が飛び出しそうだった。
「来いよ。」
口からマイクを離すと、そう小さくはにかんで仁は私に手を差し伸べた。
「……えっ!」
全身硬直状態で、立ち上がる事もできなかった。
背中に感じるたくさんの視線―…。
「せっ…先輩!?」
固まって身動きすらしない私の肩を、横から若菜ちゃんが揺する。
「よっ呼ばれてますよ!」
それにも答えられない位、パニックだった。
「千秋ちゃんおいでっ!」
ステージの仁の後ろから、ケンチャンが顔を出してそう私に手招きをしている。
「…えっ……だっだって」
何!?これはドッキリ!?
意味わかんないよ~!
その内、挙動不振になる。
「先輩、ほら!行ってきいや!!」
横から桜井君も笑ってステージをツンツンと指差している。
「千秋っ!」
晶子がウィンクをひとつ…
「早くしろって!ほらっ」
晃もニタニタと私を見ている。
その後ろから、弘人が無言のまま力強く頷いているのが見えた。
もう一度ステージに目を向ける。
そこには、大好きな笑顔があった。