キミのとなり。
Happy Wedding
そして年が明け、寒さ厳しい2月の初め…
「うわぁ~最悪ぅ!!」
朝目が覚めた私は、洗面台の前で悲鳴をあげた。
「…っんだよ、朝から騒々しい。」
寝起きの仁がボサボサの頭を掻きながら後ろから顔を出す。
「ちょっと見て~!ほらっ目の下にクマがあるの!」
「……知るか。」
仁は私の横に立って歯を磨き出す。
「しっ知るかはないでしょ~!?花嫁の切実な悩みを…」
「だったらちゃんと寝ればよかっただろ。」
「だって……緊張して眠れなかったんだもんっ!」
「……あそっ。」
「ちょっと~!!ってか、化粧でちゃんと隠れるかな~、あっコンシーラーとかなら大丈夫かもっ!?あ~メイクさんに笑われちゃうよー。」
一人空回り気味の私の横で、まだ眠そうに目を擦っている仁。
鏡に写る二人の並んだ姿…
ただそれだけだけど、幸せを噛み締める瞬間。
仁のマンションに帰って来て2ヵ月。
ついに今日、私達は某有名ホテルで結婚式を挙げる。
バタバタと慌ただしく部屋を駆けずり回る私。
仁は悠長にソファーで雑誌を読んでいる。
「ねっねぇ!マネージャーの車何時に来るんだっけ!?」
「9時だろ?」
「くっ…9時ね!」
首にネックレスを巻き着けながら時計を確認――
「ゲッ!!後40分しかないじゃん!!」
そう言ってまたバタバタと走り回る。
花嫁ってもっとこうっ…
朝から優雅にコーヒーとか飲みながら、《あぁー私、今日結婚するのね…》っなんてちょっとマリッジブルーになったりなんかするもんじゃないの!?
なんで私、こんなに朝から忙しいの~!!
「うわぁ~最悪ぅ!!」
朝目が覚めた私は、洗面台の前で悲鳴をあげた。
「…っんだよ、朝から騒々しい。」
寝起きの仁がボサボサの頭を掻きながら後ろから顔を出す。
「ちょっと見て~!ほらっ目の下にクマがあるの!」
「……知るか。」
仁は私の横に立って歯を磨き出す。
「しっ知るかはないでしょ~!?花嫁の切実な悩みを…」
「だったらちゃんと寝ればよかっただろ。」
「だって……緊張して眠れなかったんだもんっ!」
「……あそっ。」
「ちょっと~!!ってか、化粧でちゃんと隠れるかな~、あっコンシーラーとかなら大丈夫かもっ!?あ~メイクさんに笑われちゃうよー。」
一人空回り気味の私の横で、まだ眠そうに目を擦っている仁。
鏡に写る二人の並んだ姿…
ただそれだけだけど、幸せを噛み締める瞬間。
仁のマンションに帰って来て2ヵ月。
ついに今日、私達は某有名ホテルで結婚式を挙げる。
バタバタと慌ただしく部屋を駆けずり回る私。
仁は悠長にソファーで雑誌を読んでいる。
「ねっねぇ!マネージャーの車何時に来るんだっけ!?」
「9時だろ?」
「くっ…9時ね!」
首にネックレスを巻き着けながら時計を確認――
「ゲッ!!後40分しかないじゃん!!」
そう言ってまたバタバタと走り回る。
花嫁ってもっとこうっ…
朝から優雅にコーヒーとか飲みながら、《あぁー私、今日結婚するのね…》っなんてちょっとマリッジブルーになったりなんかするもんじゃないの!?
なんで私、こんなに朝から忙しいの~!!