キミのとなり。
木曜日――
朝からワクワクしていた。
私は仕事を早々と終え、仁に言われた通りライブハウスへ出掛けた。
会場はいつも以上に賑わっている。
きっとマイクロシティの新曲が発表されると聞いていた人達が集まったのだろう。
いつも以上に狭いなぁ…
興奮気味の会場は益々ヒートアップし悶々とした空気の中照明が落とされた。
ステージにスポットライトが当てられる。
歓声の中出て来たメンバー
その異変に会場は静まり返った。
『あれ?ジンいないじゃん』
『本当だぁ…どうして?』
『じゃー新曲はどうなんのよぉ。』
ステージにあいつがいない。
なんで?
マイクの前にリーダーらしき人が立ち事情を説明しだした。
『みんな、今日は俺達マイクロシティのライブに来てくれてありがとう。実は今日新曲を発表するって言ってたんだけどヴォーカルのジンが体調崩して来てないんだ。』
えっ仁が!?
会場がザワつき始める。
『けど、せっかくこうしてたくさんの人達が集まってくれたので今日はジン抜きで新曲を披露したいと思います。ジンの唄はないけど、聴いてください。』
そう言って、バンドの演奏が始まった。
メンバーの奏でるメロディは会場全体を包み込むようなしっとりとしたバラードだった。
ジンの唄はないけど・・・それでもその曲の素晴らしさがわかるぐらいとっても素敵な曲だった。
仁は一体この曲にどんな詩を付け加えたのかな……。
早く聴いてみたくなった。
あいつ大丈夫なのかな。
朝からワクワクしていた。
私は仕事を早々と終え、仁に言われた通りライブハウスへ出掛けた。
会場はいつも以上に賑わっている。
きっとマイクロシティの新曲が発表されると聞いていた人達が集まったのだろう。
いつも以上に狭いなぁ…
興奮気味の会場は益々ヒートアップし悶々とした空気の中照明が落とされた。
ステージにスポットライトが当てられる。
歓声の中出て来たメンバー
その異変に会場は静まり返った。
『あれ?ジンいないじゃん』
『本当だぁ…どうして?』
『じゃー新曲はどうなんのよぉ。』
ステージにあいつがいない。
なんで?
マイクの前にリーダーらしき人が立ち事情を説明しだした。
『みんな、今日は俺達マイクロシティのライブに来てくれてありがとう。実は今日新曲を発表するって言ってたんだけどヴォーカルのジンが体調崩して来てないんだ。』
えっ仁が!?
会場がザワつき始める。
『けど、せっかくこうしてたくさんの人達が集まってくれたので今日はジン抜きで新曲を披露したいと思います。ジンの唄はないけど、聴いてください。』
そう言って、バンドの演奏が始まった。
メンバーの奏でるメロディは会場全体を包み込むようなしっとりとしたバラードだった。
ジンの唄はないけど・・・それでもその曲の素晴らしさがわかるぐらいとっても素敵な曲だった。
仁は一体この曲にどんな詩を付け加えたのかな……。
早く聴いてみたくなった。
あいつ大丈夫なのかな。