キミのとなり。
「それじゃ……来週のイブの夜来いよな。」


「うん、行くね。」


「おやすみ。」


「おやすみ。」


“ガチャン”


閉ざされたそのドアをずっと見つめていた。


なんだか仁の心みたいで


開いたり閉じたり……。


さっき好きって
口からこぼれそうになった。


だけど…


今の関係が崩れそうで、
勇気が出なかった。


この関係がベストのような気がして。


近づきたいのに…


近づくのが怖い。


私、臆病なのかな?




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