キミのとなり。
一人暮らしを始めて早1週間が経った日曜日、部屋に晶子と晃が遊びに来た。
「おっだいぶ片付いたじゃん!」
そう言って、ジュース片手に部屋を物色し始める晃。
「ちょっとあんまり見ないでよ!」
「いいじゃん、この荷物運んだの俺達だぜ!?」
っや、そんな勝ち誇った顔でそれを言われると……。
「あっ、挨拶まわりはちゃんと行ったの?」
突然、晶子が思い出したかのように尋ねてきた。
「……うん、まぁ一応。」
そう言ってキッチンに逃げ込んだ。
思い出したくない、それだけは・・・。
すると・・・
「あれ!なんだ、これまだ残ってるじゃん!」
晃が、机の隅に置いてあった隣りに渡しそびれた粗品に気付いてそう言った。
「あっ、やっそれは…」
まずっ!
慌てて粗品に手を伸ばしたけど、一歩及ばず。晃の手から粗品は晶子の手に。
「ダメだよ千秋!ちゃんと挨拶しておかないと。最初が肝心なんだからね!?」
さ、最初が…ねぇ……。
「今から行くよ!」
私の両腕を掴んで晶子と晃が部屋を出る。
「えっ……まっ待って!!ちょっと待って!」
嫌がる私を無理やり部屋から引きずり出した二人は、そそくさと隣の部屋の前に立った。
「っや、やめたほうがいいって!!」
「何ビビッてんのよ~。」
ビビるよそりゃ!!
私の言うことも聞かず、晃は隣りのチャイムを鳴らしてしまった。
“ピンポーン……”
きゃ~~っ!!ほんと、知らないからね!!
「おっだいぶ片付いたじゃん!」
そう言って、ジュース片手に部屋を物色し始める晃。
「ちょっとあんまり見ないでよ!」
「いいじゃん、この荷物運んだの俺達だぜ!?」
っや、そんな勝ち誇った顔でそれを言われると……。
「あっ、挨拶まわりはちゃんと行ったの?」
突然、晶子が思い出したかのように尋ねてきた。
「……うん、まぁ一応。」
そう言ってキッチンに逃げ込んだ。
思い出したくない、それだけは・・・。
すると・・・
「あれ!なんだ、これまだ残ってるじゃん!」
晃が、机の隅に置いてあった隣りに渡しそびれた粗品に気付いてそう言った。
「あっ、やっそれは…」
まずっ!
慌てて粗品に手を伸ばしたけど、一歩及ばず。晃の手から粗品は晶子の手に。
「ダメだよ千秋!ちゃんと挨拶しておかないと。最初が肝心なんだからね!?」
さ、最初が…ねぇ……。
「今から行くよ!」
私の両腕を掴んで晶子と晃が部屋を出る。
「えっ……まっ待って!!ちょっと待って!」
嫌がる私を無理やり部屋から引きずり出した二人は、そそくさと隣の部屋の前に立った。
「っや、やめたほうがいいって!!」
「何ビビッてんのよ~。」
ビビるよそりゃ!!
私の言うことも聞かず、晃は隣りのチャイムを鳴らしてしまった。
“ピンポーン……”
きゃ~~っ!!ほんと、知らないからね!!