キミのとなり。
聖夜のライブ
クリスマスイブ当日――
朝、会社に着くとすごいハイテンションの若菜ちゃんがニコニコ顔で近づいて来た。
「先輩!ついに今夜ですねジンのライブ!」
「あれ!?話したっけ。」
「有名ですよ~友達もみーんな行くって言ってましたもん!」
「へ~!凄いもんだね、口コミでここまで広がるとは。」
「定時で上がって猛ダッシュですね!!」
妙にやる気マンマンな感じが怖かったりする……。
夕方――
時計が6時を打つと同時に、テキパキとデスクを片付ける若菜ちゃん。
「さっ、先パイ行きますよ~!」
「え?だってこれまだ終わってなっ…」
「そんなの明日明日!」
そう言いながら若菜ちゃんがさっさと私のパソコンを閉じ始める。
「……やっそれはちょっとまずいんじゃっ」
やたらはりきって私の手を引っ張って連れて行こうとする。
なんなんだ!?
ってか、思いっきり部長がこっち睨んでるし……。
「お疲れ様でしたぁ!」
若菜ちゃんは満面の笑みでそう言うと、部長に見向きもせず元気にオフィスを後にした。
この子、楽な性格してるよな……うらやましい。
「おっおつかれさまでぇす。」
それとは正反対に、ペコペコと頭を下げてオフィスを出た。
「ねぇっまだ早いよ!8時からだし!」
「何言ってるんですか!クリスマスライブなんですよ!そんな悠長な事言ってたらいい場所取られちゃいますよぉ!?」
っとか言いながら息切れてるし。
会場に着くと、集まり始めている人ごみをかき分けなんとかいい場所が取れた。
時計を見たらまだ7時前だった。
1時間何するわけ…??
隣りでは若菜ちゃんが目をキラキラ輝かせ今か今かとその時を待っている。
「ねぇ…」
「はい!?」
またまた素晴らしい笑顔。
「……今からそんなんで、疲れない??」
朝、会社に着くとすごいハイテンションの若菜ちゃんがニコニコ顔で近づいて来た。
「先輩!ついに今夜ですねジンのライブ!」
「あれ!?話したっけ。」
「有名ですよ~友達もみーんな行くって言ってましたもん!」
「へ~!凄いもんだね、口コミでここまで広がるとは。」
「定時で上がって猛ダッシュですね!!」
妙にやる気マンマンな感じが怖かったりする……。
夕方――
時計が6時を打つと同時に、テキパキとデスクを片付ける若菜ちゃん。
「さっ、先パイ行きますよ~!」
「え?だってこれまだ終わってなっ…」
「そんなの明日明日!」
そう言いながら若菜ちゃんがさっさと私のパソコンを閉じ始める。
「……やっそれはちょっとまずいんじゃっ」
やたらはりきって私の手を引っ張って連れて行こうとする。
なんなんだ!?
ってか、思いっきり部長がこっち睨んでるし……。
「お疲れ様でしたぁ!」
若菜ちゃんは満面の笑みでそう言うと、部長に見向きもせず元気にオフィスを後にした。
この子、楽な性格してるよな……うらやましい。
「おっおつかれさまでぇす。」
それとは正反対に、ペコペコと頭を下げてオフィスを出た。
「ねぇっまだ早いよ!8時からだし!」
「何言ってるんですか!クリスマスライブなんですよ!そんな悠長な事言ってたらいい場所取られちゃいますよぉ!?」
っとか言いながら息切れてるし。
会場に着くと、集まり始めている人ごみをかき分けなんとかいい場所が取れた。
時計を見たらまだ7時前だった。
1時間何するわけ…??
隣りでは若菜ちゃんが目をキラキラ輝かせ今か今かとその時を待っている。
「ねぇ…」
「はい!?」
またまた素晴らしい笑顔。
「……今からそんなんで、疲れない??」