キミのとなり。
8時前――
会場内の照明が落とされた。
いよいよ始まる“聖夜のライブ”
ステージにスポットライトが当てられると会場から「キャー」という叫び声が響いた。
しばらくして、他のバンドのメンバーが出て来てあいさつを軽く済ませた後、ライブが始まった。
まだかなぁ。
ふと、横を見ると若菜ちゃんが退屈そうな表情をして髪を弄っている。
この子……わかりやすっ!
そうこうしている間に、4組のバンドの演奏が終わった。
すると一気に会場がソワソワし始める。
やっぱりマイクロシティの人気は絶大のようだ。
そしてステージの袖からメンバーが出て来た。
仁だ!
ステージに立つあいつを一目見た時、私はただの一人のファン化していたかも…
ウキウキして胸が高まって……。
険しい顔でマイクスタンドの高さを調節する姿も、
軽く俯いて咳ばらいする姿も、光を放ったように眩しくてキラキラして見えた。
仁が何かアクションを起こす度に、会場から黄色い声援が飛ぶ。
「えーみんな今日は来てくれてありがとう。」
いつもの挨拶が始まった。
「えーもう見てわかってるかもしれないけど……新メンバーが加わりました。」
ドラムの前に座っていたちょっと小柄な美男子が前に出て来た。
「紹介します、新しくマイクロシティのメンバーに加わったドラムのケン!」
『ケンです!よろしく~』
さっきからステージに釘付けだった若菜ちゃんが小声でつぶやいた。
『あの人噂通り超かわい~!』
どうやら新メンバーのケンが目当てだったらしい。
「えー、じゃー今日は新生マイクロシティで新曲やります。聞いてくれ!」
“キャーッ!!”
ジャジャーン…♪
そして演奏が始まった。
会場内の照明が落とされた。
いよいよ始まる“聖夜のライブ”
ステージにスポットライトが当てられると会場から「キャー」という叫び声が響いた。
しばらくして、他のバンドのメンバーが出て来てあいさつを軽く済ませた後、ライブが始まった。
まだかなぁ。
ふと、横を見ると若菜ちゃんが退屈そうな表情をして髪を弄っている。
この子……わかりやすっ!
そうこうしている間に、4組のバンドの演奏が終わった。
すると一気に会場がソワソワし始める。
やっぱりマイクロシティの人気は絶大のようだ。
そしてステージの袖からメンバーが出て来た。
仁だ!
ステージに立つあいつを一目見た時、私はただの一人のファン化していたかも…
ウキウキして胸が高まって……。
険しい顔でマイクスタンドの高さを調節する姿も、
軽く俯いて咳ばらいする姿も、光を放ったように眩しくてキラキラして見えた。
仁が何かアクションを起こす度に、会場から黄色い声援が飛ぶ。
「えーみんな今日は来てくれてありがとう。」
いつもの挨拶が始まった。
「えーもう見てわかってるかもしれないけど……新メンバーが加わりました。」
ドラムの前に座っていたちょっと小柄な美男子が前に出て来た。
「紹介します、新しくマイクロシティのメンバーに加わったドラムのケン!」
『ケンです!よろしく~』
さっきからステージに釘付けだった若菜ちゃんが小声でつぶやいた。
『あの人噂通り超かわい~!』
どうやら新メンバーのケンが目当てだったらしい。
「えー、じゃー今日は新生マイクロシティで新曲やります。聞いてくれ!」
“キャーッ!!”
ジャジャーン…♪
そして演奏が始まった。