キミのとなり。
年越しパーティー
クリスマスが過ぎ、気がつけば世間は新しい年を迎えようとしていた。
大晦日の今日は、私の部屋に仁と晃と晶子を呼んでみんなで一緒に年越しパーティー。
先に来ていた仁と二人で鍋の材料を切り分ける。
こうしてキッチンで横に並んでいると、夫婦みたいだな……なんて妄想してしまう。
「あんたさぁ……」
「えっ!?」
「切るの下手だな。」
「……。」
手元を見てみると、確かに切ったつもりだった白ネギが見事に連なっていた。
「ほっ、包丁の切れ味の問題だよ!最近研いでないからな~ハッハハ!」
「貸してみっ。」
そう言って私から包丁を奪い白ネギを切り出す仁。
“ザクザクザクッ……”
うっうまいし!
「あんたの腕の問題だな。」
ムッ!
「男のくせになんでそんな上手いの!?」
「昔、居酒屋でバイトしてたから。」
「そうなの!?」
意外な過去発覚!
「女のくせになんでそんな下手なんだ?」
またまたムッ!!
きっ…聞き流そう。
「ねぇねぇ!他にどんなバイトしてたの?」
「ん~、カラオケ屋だろ、コンビニも行ったし…あとケーキ屋。」
「えっケーキ屋!?」
全然イメージつかないんだけど。
「じゃー、ケーキとかも作れるの?」
「まぁ、うまくないけど。」
「へ~。じゃーさ!いつか作ってよ!バースデーケーキ!!」
キラキラした目で私がそう言うと、仁は手を止めてちらっと私を見た。
「俺、あんたの誕生日知らないし。」
「あっ……。」
大晦日の今日は、私の部屋に仁と晃と晶子を呼んでみんなで一緒に年越しパーティー。
先に来ていた仁と二人で鍋の材料を切り分ける。
こうしてキッチンで横に並んでいると、夫婦みたいだな……なんて妄想してしまう。
「あんたさぁ……」
「えっ!?」
「切るの下手だな。」
「……。」
手元を見てみると、確かに切ったつもりだった白ネギが見事に連なっていた。
「ほっ、包丁の切れ味の問題だよ!最近研いでないからな~ハッハハ!」
「貸してみっ。」
そう言って私から包丁を奪い白ネギを切り出す仁。
“ザクザクザクッ……”
うっうまいし!
「あんたの腕の問題だな。」
ムッ!
「男のくせになんでそんな上手いの!?」
「昔、居酒屋でバイトしてたから。」
「そうなの!?」
意外な過去発覚!
「女のくせになんでそんな下手なんだ?」
またまたムッ!!
きっ…聞き流そう。
「ねぇねぇ!他にどんなバイトしてたの?」
「ん~、カラオケ屋だろ、コンビニも行ったし…あとケーキ屋。」
「えっケーキ屋!?」
全然イメージつかないんだけど。
「じゃー、ケーキとかも作れるの?」
「まぁ、うまくないけど。」
「へ~。じゃーさ!いつか作ってよ!バースデーケーキ!!」
キラキラした目で私がそう言うと、仁は手を止めてちらっと私を見た。
「俺、あんたの誕生日知らないし。」
「あっ……。」