炎舞桜華




私は路地裏を選んで歩く。




黒いフードで顔を隠し、雑音をイヤホンで塞いで。



大音量の音楽を聞きながら、只今目の前で繰り広げられている
‘殴り合い’を影から見物する。




どうやら、3対1の喧嘩みたいだ。




「弱すぎ…たかが3人に遣られっぱなしかよ…」




これじゃあ、此処では遣られて終わるだけ。




話にならない…―。



まさに、そんな感じ。



< 3 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop