炎舞桜華



帰ろ。
こんな雑魚の喧嘩、見るだけ時間の無駄だな。




…と、私が足を一歩踏み出した時、





「おい、誰だテメェ。ぶっ殺すぞ!!」




…―3人の中の一人が、私に向かって叫んだ。




私は、歩く足を止め、男達の方へと振り返る。




「ケンカ見て帰ったっつう事は、テメェ弱いヤツか…」




そう私に吐き捨て、下品に笑う男達。




< 4 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop